メンタル体 [ヒーリング]
今日の東京はお彼岸の中日というのに雪が降る寒さで、
開き始めた桜の花も驚いているのではないでしょうか。
先日いらしたクライアントがメンタル体というものの概念がどうもわかりにくいことで、
気づいたのですが最近は「メンタルを強くする」なんて言葉が使われていますよね?
これのせいで混乱が生じているのだとわかりました。
当てはまる言葉がないのを日本語にする時に、
カタカナ英語がそのまま使われることはよくあります。
そう「メンタルを強くする」というこの言葉を一言で日本語にすることは出来ません。
それは、この言葉は意思を強く持つことや、
感情の抑制の両方の意味で使われているからです。
けれど、オーラの層を表す言葉としてのメンタル体、
これは精神体ときれいに日本語にすることができます。
オーラの一部であるメンタル体はあくまでも精神的な働きのみと関与しているからです。
この意味では、最近使われる「メンタル」というのは、
日本人特有の感情と精神の区別のつかないままに使われている言葉と言えます。
日本人は世界的に観ても精神レベルの働きの強い民族なのです。
大災害が起きても殆ど略奪などが現場で起きることもなく、
他者のことを思いやりあうことができる姿に、
東日本大震災以後、世界から驚きとともに賞賛を受けています。
こうした在り方は、道徳的であり、絶対に感情的とは誰も言わないでしょう。
つまり、他者を思いやるという行為は、感情的な行為ではなく、
精神的な行為なのです。
ここには思考も繋がっています。
けれども感情と思考は直結はしていません。
思い出してみてください。
笑ってはいけないと思える場で、笑いがこみ上げてきて仕舞うというような
ことが、あるのではないでしょうか。
例えば仕事の会議の場で、お葬式の席で・・・。
あなたがここで笑ってはいけないと考えていても、
感情はその考えには従いません。
感情は感情体の働きで起きているからです。
なのに多くの人はメンタルを強くすることで
感情をコントロールできると誤解しているのです。
現実に、その場で必死に笑いを我慢したとしても、
それは、意思の力だけで笑うのを我慢していたわけではないのです。
感情は瞬間に反応します。
おかしな事を思い出したり、気がついたりしたら笑いがこみ上げてくるかもしれませんが、
ここで笑ってはいけないという方へ意識が向いたら、
そこには笑う要素がないから笑いが止まるのです。
精神力だけで感情がコントロールできるというのは、
実は大きな誤解なのです。
タグ:精神体の働き
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