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マッサージ [ボディケア]

3200224
子供の頃、母の肩もみは私の仕事でした。
ゴルフ場のキャディという肉体労働をしていた母は、とても身体が疲れる毎日だったのです。
その母を家族の中で1番非力な私が揉み解していたのには、わけがあります。
父や姉は身体がこるということ事態が理解できず、母の身体に触れていても
こりの中心がわからなかったのです。

私はセラピストになろうと思った時、マッサージ系の道に進もうと考えていました。
しかし、思いがけず反対されることになりました。
そんな中知り合いから紹介された、オステオパシーでは日本で三本の指に入るという方に
このことで相談にのってもらったところ、これまたあっさりと反対されました。

「おまえは結婚できるなら結婚しろ。どうしてもこの道に進みたいなら鍼灸だけにしとけ。」

前半部分のアドバイスは、今だ活きてはおりませんが、
後半部分にこめられたアドバイスは理解できたので、現在に至っています。

私の身体で他人の身体をいじるのは自分の肉体に負担がかかりすぎるのです。
上手くツボを指先が捉えれば、身体の負担は少なくて済みますが、
そこに力を入れることには変わりありません。
日常的な生活の動きさえも実は結構な負担になる私の身体では、
指圧やマッサージは大きな負担であったはずです。


マッサージを受ける側としては、つぼにきれいに入って押される時の、
痛みと快感は何とも言えないものがあります。

いつもこる場所があるというのは、凝り固まった何らかのパターンがあることも示しています。
それは姿勢にはじまり、身体の使い方や、考え方、感情のパターンまで色々です。
問題の核をほぐしてしまわなければ、
肉体だけほぐしても同じ症状をぶり返します。

身体のケアとしてマッサージを受けることは否定しません。
しかし、身体にその反応を起こしている問題の核を変化させなければ、
その癒しは一時しのぎでしかないのです。
身体を大事にしようと思うなら、自己の内面にも目を向ける必要があるのです。
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コメント 15

お茶屋

確かにマッサージは、その場しのぎ的なことが
多いような気も・・・します><;
by お茶屋 (2009-11-09 11:38) 

ikuko

心と身体と、ひとつですもんねー。
身体の不調は、気持ちから来る部分が多いように思います。
マッサージ、確かに、そのときは楽になるけれど、
継続しないと、楽な状態は続かないですねー。。
by ikuko (2009-11-09 11:41) 

たぃ

こんにちは、A・ラファエルさん

確かにマッサージはその場凌ぎですよね
私は以前、不思議な針灸師に出逢った事があります
頭の上の方をじっと見つめ、鍼を指す場所を決めるのです
鬱病と子宮内膜症ですと伝えると、そうでしょうそうでしょうと言って
「治しますからね、安心して下さいね」と声を掛けてくれる人でした
結局、全国からその先生を頼って患者さんが集まって来てしまう事、
かなり遠方にある事、金銭的に辛い事(とても良心的な金額でしたけれど)で
続けられませんでしたが・・・
先生には何かが見えていたのだと信じています
by たぃ (2009-11-09 12:18) 

菊地一也

まったくそのとおりですね。
内面に目を向けて欲しいものです。

by 菊地一也 (2009-11-09 12:59) 

A・ラファエル

お茶屋さん

日本の中での癒しの位置づけも影響しているのでしょうが、
そこどまりのプロが多い気が致しますね。


ikukoさん

そう、こころとからだ全部で1つだし自分なのです。
続けないとよくなっていかないというのは、
それだけ身体が参っている証拠でもあります。
あまり自分に頑張らせすぎないようにしていきたいですね。


たぃさん

こんにちは。
せっかく素晴らしい方に会えたのに続けられなかったのは残念ですね。

治療を続けるということには、自分に対する愛情が必要だと私は思います。
生きていくにはお金がかかる、自己に限られたお金を
どこに使うかと考えた時に、この優先事項に自分への思いの深さが
影響するのです。
今度は、無理のない範囲で治療を続けられればいいですね。
by A・ラファエル (2009-11-09 13:00) 

A・ラファエル

菊地一也さん

私の友人達は、日本には「ボディワーカー」がいないと嘆いていました。
ボディワーカーは、心のことも取り扱うのです。
しかし、人の下で働いている立場では、自分の自由にはならないので、
ただ身体のことを扱うことに従事しなければならなかったようです。
ボディワーカーがまったくいないとは思っていませんが、
全体の数から見たら少ないと感じてしまいます。
by A・ラファエル (2009-11-09 13:11) 

So☆me

何年も前から、触られると痛い場所(腰)があります。
マッサージでもそこだけは避けて貰ってました^^;
単なる腰痛持ちってずっと思ってましたが、内面ですか・・。
自分の体、自分が一番目を向けてなかったかも。。




by So☆me (2009-11-09 14:33) 

A・ラファエル

So☆meさん

具合の悪い場所がそのままあなたの改めると良いことを
表しているものなのです。
気がついたならマイペースでいいから
自分と向き合っていきましょう。

by A・ラファエル (2009-11-09 16:20) 

ruriy

お写真、素敵です。じーっと見てしまいました。
その場しのぎとわかっていても、行ってしまうマッサージ(^^;
なんでも原因を改善しないと、パターン化されてしまうんですよね。
...「結婚できるなら...」って、失礼な!と思ってしまいますが(笑)
by ruriy (2009-11-09 17:02) 

★まっと★

良く理解できます。
そのコリの原因まで及んで解消しないとなんともなりませんものね。
即ち、日々の生活の中で気をつけなければならないことが非常に多いわけですよね。年齢とともに今までは無理がきいた部位もその順応性を失うこともありますからやはり、ケアしながら日々の生活と自身の身体への気配りは欠かせませんよね。
ただ、多忙になると、どこか忘れ物が多くなってしまって・・・・ですので、自分の場合もあちこちが痛みを感じたりとてつもなくこってしまったり腫れてしまったり・・それは体への気配りが足りないのでしょうねぇ。。。気をつけなくては・・・
by ★まっと★ (2009-11-09 18:16) 

A・ラファエル

ruriyさん

写真をお褒めいただきありがとうございます。
身体の疲れは身体にアプローチが必要ですから、
マッサージを受けることは問題ないのですよ。
ただ、慢性的に必要なら根本原因から取り除いた方がいいだけです。
このアドバイスはまだ二十代のコンプレックスでガチガチな頃に
いただいていまして、私が「こんな体だからできないと思っている」と、
話しているのです。
それに対して自分で自分を決め付けないようにと、
くださったアドバイスなんですよ。


★まっと★さん

そうです、身体を愛することとても大事で必要なことなのです。
そして一般的に、人間、年齢が上がると精神性に柔軟性が欠けていきます。
こういうものだという思い込みが人それぞれに増えていくからです。
平たく言うと頭が固くなるわけですが、
これはそのまま身体の硬直も招きます。
ほとんどの人は子供の頃より身体が硬くなったというでしょう。
by A・ラファエル (2009-11-09 18:38) 

キャシー

私は前の職場の上司によく肩モミしていました…
板の様に硬くて指が入らないので肘で…
肩こり持ちでないと判らないですよね…
母がそうでした…美容院の仕上げ?のマッサージもそう…
骨に指圧されても…
by キャシー (2009-11-10 09:22) 

A・ラファエル

キャシーさん

>骨に指圧されても…
同感です。
アレは不適切なサービスだと思います。

by A・ラファエル (2009-11-10 18:51) 

ちゃこちゃん

私はすごい肩こり持ちです。。。
なるほど。根本的な部分を治さないとダメですね。
マッサージもうまい人にしてもらうと良いですが
へたな人にしてもらうと逆に痛くなったりしますね(-_-;)
by ちゃこちゃん (2009-11-10 18:59) 

A・ラファエル

ちゃこちゃんさん

ぜひ、肩こりの内因をみつめ、そこを解消するようにしてみてくださいませ。
確かに、もみ返しはきついですね・・・。
by A・ラファエル (2009-11-10 20:28) 

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