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親を責めることの罪悪感 [ヒーリング]

かるかやimage.jpg
インナー・チャイルドの癒しで親のことと向き合うことを避けたい理由のもう一つが、
親に非があることを認める罪悪感です。

ほとんどの善良な人々は自分の親や祖父母という身内が、
他者からも責められるような仕打ちを自分にしているという事実を認めたがりません。
血の繋がりがあるから、愛情があると信じたいのでしょうか。
親(祖父母)に非があると考えるよりも、
相手の期待に答えられないので、このような仕打ちをされる自分がいけないと考えるようです。


私はたまたま関わることがあったのが父方の祖母で、
他は全員私の誕生前に他界しています。
その祖母も、母との相性が悪くて私が幼い頃に別居しました。
つまり、ほとんど記憶には残っていなかったわけです。
江ノ島でのワークの時に、今月は祖父母についてのエネルギーをクリアーしようということで、
友人と祖父母についてリーディングをしていたら、友人が珍しく声を荒げました。
「とんでもねぇ、業突張り!」
「この人、あなたの能力使って小遣い稼ぎしていた。
それも、全部自分の懐に入れてるし、死後も自分のために家族を縛ってる。」
実は長男が病死した後、次男は自殺しているという父の兄弟です。
次男を追い込んだのはその母親だったと、友人は言います。
関わった記憶もほとんど無かったので、良い印象も悪い印象もなかったけれど、
実の息子を死に追いやるまで性根の悪い人とは想像もしていなかった。
やはり身内なので、何も情報がなければ、無意識の内によい人であったと思っていたようです。
私の父は、実の母と嫁との確執で嫁と子供の方を選んだ人であったわけで、
やはり、こういうことは大人にならないと見えてこない部分ですね。

この発覚したことに照らし合わせると、いろいろ腑に落ちることがあって、
私の祖母はかなりひどい人だったようです。
私は関わったことの記憶もない5才以前の同居でしたから、
情もないので、認めるのもたやすい。
父のことは、愛があることの確信はあるからこそ、悪いとこは悪いと、
指摘できたのでしょうね。
私は、割と白黒はっきりつける性格なので。


以前受けた自己啓発セミナーでは、このインナー・チャイルドに相当するものを、
判決文と呼んでいましたが、
圧倒的な数の参加者が自己への判決文が「私は悪い子」の人がいました。


アセンションというものを前提にすると人間が手放すべきものには、
「罪悪感」があります。
宇宙の法則のように、してはいけないことは、厳然としてありますが、
たとえそれを犯したとしても゜罪悪感」を持ち続ける必要はないのです。
私は障害があることは苦しいけれども、
それが前世で自殺したことの償いとは、捉えていません。


今回の写真の本、ホラーの短編集ですが、
ラストに収録されていた「檻の外」の主人公は、
両親になかなかに酷い扱いをされているのですが、
他者から指摘されるまでそのことに思い至らないのです。
多くの人は、そんな風に無意識に自分が悪いという罪悪感で、
自分が傷ついていることから目をそらして生きていたりするのです。




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はるうさぎ

この本、面白かったですね。
物理的に解決していく方法なんだけど、基本に理解や共感があるから
すごく納得出来るし。個人的に一番怖いと感じたのは雨の昼間に
現れる喪服の女性の話。理不尽な「魔」の存在ですが、
いまでもT字路の突き当たりに入り口を作るな、とタブーが
あるだけに、すごく説得力がありました。

「檻の外」は男の子が救われる同時に主人公が救われるのが
やっぱりよかったなあ、と思っています。
by はるうさぎ (2014-12-14 13:23) 

えみ

同居していた祖父が亡くなった翌日
何かおかしいなと思ったけど、
まさか亡くなるとは思ってもみなかった
そう言ったら
祖母は私に言いました。
その時もし見ていれば声を掛けていれば死ななかった私のせいだと言いました。
中3だった私は祖母に対して憎悪の気持ちでいっぱいでした。
何も言い返さなかった両親に対しても同じく。

意地悪な祖母に対して言われるがまま我慢するだけの両親 おかしいなぜ反抗しないのか何度も言っても我慢しろと言うだけの両親でした。
私は子供ながらに殺意さえ抱いていた子供でした。
両親を何度も責めましたよ。
by えみ (2014-12-14 14:27) 

A・ラファエル

はるうさぎさん

世の中には昔からかるかやの尾端さんのように、
霊感はなくても対処の仕方を心得ている人というのがいるもので、
それで何とかなったケースもいっぱいあるのでしょう。
T字路は、風水的にもやばいです。


えみさん

お祖父さまのことが好きだったのですね。

私はコメント上でカウンセリングはしないつもりですので、
ここではこれ以上の発言は控えさせてもらいます。
by A・ラファエル (2014-12-14 15:21) 

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