マニ宝珠

クリスタルは様々な形にされて販売されています。
人気があるのは、丸玉とハート型でしょうか。

丸玉は持ち運びに便利なので、私も幾つか所持しています。
この人工的に創られた形にも意味があり、
形がもつパワーがあるとされます。
そのなかに今回ご紹介するマニ宝珠があります。
写真を見れば一目でわかる形なのですが、
この形にはいくつかの呼び名があります。
マニ宝珠は漢字では摩尼宝珠となりますが、
如意宝珠ともサンスクリット語のままでチンターマニやシンターマニと、
呼ぶ人もいます。

これは、燃え上がる「炎」としたたり落ちる「水」という相容れない二つの事象を
一つの形の中に封じ込めた超神秘図形であり、
「マニ」は珠、「シンタ」は思考するという意味を示します。
仏教経典には、宝珠は心の中で思い描いたものをすべて与え、
あらゆる願いを叶えるとされています。
摩尼宝珠の別名である如意宝珠の「如意」という言葉には、
「意」の「如く」すなわち、「意のまま」という意味で、
何事も意のままにするとされる如意輪観音が摩尼宝珠を手にしている姿の
絵や像を見たことがある人も多いでしょう。

どんな願いもこの水晶が叶えてくれるとは、
私は今のところ思ってはいませんが、
ずいぶん助けられたという実感はあります。
この形であることの最大の特長は、
よい波動しか出さないことなのです。
通常水晶はエネルギーの増幅として働きます。
これはよい波動が増幅されるなら、何も問題ありません。
けれども、妬みや怨み、怒り、悲しみなど
人に対して悪い影響を及ぼす波動も同じように増幅されることもあり得るのです。
ところが、マニ宝珠に磨かれた水晶は、
悪い波動を受けてもこれを増幅することなく、
よい波動のみを放出するのです。

何故そうなるのかを理論理屈では説明できません。
だからこそ超神秘図形であるといえるでしょう。

不思議と言えば、私のアイコンになっている愛犬ソニア、
生前この犬が唯一興味を示し、
気づくといつのまにか自分の寝床に持ち込んでいるのが、
この写真のマニ宝珠でした。
ほかのクリスタルには一切関心を示さなかったので、
私の匂いがついているとかでは説明がつかない行動でした。

私が所持しているマニ宝珠は、かすかに色のついた
スモーキークォーツのものです。

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